日常と好きなものについてモソモソ語っています。腐女子向け(8O1とかBLとか)の絵とネタが多いので苦手な方はご注意下さい。
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やがて先輩は不治の病に冒されてる事がわかって、
残される妻と子の事が心配だったり、
いやだまだ死にたくないーー!でうわーってなるんだけど、
そこへ後輩が「先輩死んじゃう!(;ω;)」って血迷って勢いで告白。
先輩は「えーーΣ(・∀・;)そうだったの!?」ってなりつつも、
そこで卑怯な事を考える。
先輩「(俺が好きだっていうこいつの気持ちを利用して
奥さんと娘の面倒見てもらおう!)
お前、俺の事好きなんだろ、じゃあ俺の家族が
困らないように面倒見てよ」
後輩「えっ それって幾ら何でもちょっと責任重大すぎるっす」
先輩「仕方ねえなー うーん(・ε・;) …1回俺の尻貸すから!」
後輩「うわ先輩最低そんなゲス野郎だとは思わ」
先輩「じゃあ3日!3日間俺を好きにしていいから!」
後輩「………10日間…」
先輩「ゲス野郎とか言ってたくせにあっさりのってきたな!
てか日数多いよ!10日間も毎日掘られたら俺
病気で死ぬ前に痔で死んじまうよ!
5日間!これでどうだ!」
後輩「………1週間…」
先輩「……1週間かーうーん、ま、仕方ねえか…」
こうしてお互い欲まみれの約束を交わした先輩と後輩は
それぞれに約束を守るんだけど、その交流の中で
お互いのことがさらによくわかってくる。
約束の1週間。
先輩は初めて緑寿庵清水の金平糖食べて感動したとか、
後輩はグミが好きすぎて小さい頃食べ過ぎて吐いたとか、
他愛もない事を語り合う二人。
最後の日、「死にたくねえなあ」とぽつりとこぼし
声を殺して泣く先輩。何も言えずにただ抱きしめる後輩。
結局先輩は、死ぬ前に奥さんに説明して(まずいところはぼかしつつ)
後輩の援助を断るように伝える。
先輩の死後、援助を断られて困惑する後輩。
それでも約束だから、援助させてほしいと
言うと、奥さんは
「あの人の言った通りですね。たぶん、後輩さんは
そう言って引き下がらないだろうって。」
と微笑む。
「だから、伝えてくれって言われてたんです。
”お前からは十分すぎるほど大事なものを
もらったから、もういいんだ”って」
ほっとするよりもショックを受ける後輩。
じゃあ、俺が守るべき約束はどうなるんだ。
自分ばっかりいいかっこして。
呆然としつつ先輩宅を後にする。
帰りに先輩の娘が金平糖をくれる。
パパの大好きなお菓子だよ。
「最後まで勝手な人だったなー
だから俺も勝手にさせてもらうからね
やっぱり、娘さんが就職するくらいまでは
見守らせてよ 影からでもいいからさ」
夜空の星を見上げながら、金平糖を食べる後輩。
「わ!ほんとにおいしいなこれ」
指に持ち、夜空にかかげてみる。
街灯の光をわずかに受けて、優しげに光る金平糖
あの人の心のかけらを食べたような、そんな気がした後輩だった。
おしまい
残される妻と子の事が心配だったり、
いやだまだ死にたくないーー!でうわーってなるんだけど、
そこへ後輩が「先輩死んじゃう!(;ω;)」って血迷って勢いで告白。
先輩は「えーーΣ(・∀・;)そうだったの!?」ってなりつつも、
そこで卑怯な事を考える。
先輩「(俺が好きだっていうこいつの気持ちを利用して
奥さんと娘の面倒見てもらおう!)
お前、俺の事好きなんだろ、じゃあ俺の家族が
困らないように面倒見てよ」
後輩「えっ それって幾ら何でもちょっと責任重大すぎるっす」
先輩「仕方ねえなー うーん(・ε・;) …1回俺の尻貸すから!」
後輩「うわ先輩最低そんなゲス野郎だとは思わ」
先輩「じゃあ3日!3日間俺を好きにしていいから!」
後輩「………10日間…」
先輩「ゲス野郎とか言ってたくせにあっさりのってきたな!
てか日数多いよ!10日間も毎日掘られたら俺
病気で死ぬ前に痔で死んじまうよ!
5日間!これでどうだ!」
後輩「………1週間…」
先輩「……1週間かーうーん、ま、仕方ねえか…」
こうしてお互い欲まみれの約束を交わした先輩と後輩は
それぞれに約束を守るんだけど、その交流の中で
お互いのことがさらによくわかってくる。
約束の1週間。
先輩は初めて緑寿庵清水の金平糖食べて感動したとか、
後輩はグミが好きすぎて小さい頃食べ過ぎて吐いたとか、
他愛もない事を語り合う二人。
最後の日、「死にたくねえなあ」とぽつりとこぼし
声を殺して泣く先輩。何も言えずにただ抱きしめる後輩。
結局先輩は、死ぬ前に奥さんに説明して(まずいところはぼかしつつ)
後輩の援助を断るように伝える。
先輩の死後、援助を断られて困惑する後輩。
それでも約束だから、援助させてほしいと
言うと、奥さんは
「あの人の言った通りですね。たぶん、後輩さんは
そう言って引き下がらないだろうって。」
と微笑む。
「だから、伝えてくれって言われてたんです。
”お前からは十分すぎるほど大事なものを
もらったから、もういいんだ”って」
ほっとするよりもショックを受ける後輩。
じゃあ、俺が守るべき約束はどうなるんだ。
自分ばっかりいいかっこして。
呆然としつつ先輩宅を後にする。
帰りに先輩の娘が金平糖をくれる。
パパの大好きなお菓子だよ。
「最後まで勝手な人だったなー
だから俺も勝手にさせてもらうからね
やっぱり、娘さんが就職するくらいまでは
見守らせてよ 影からでもいいからさ」
夜空の星を見上げながら、金平糖を食べる後輩。
「わ!ほんとにおいしいなこれ」
指に持ち、夜空にかかげてみる。
街灯の光をわずかに受けて、優しげに光る金平糖
あの人の心のかけらを食べたような、そんな気がした後輩だった。
おしまい
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